2017年10月2日月曜日

観る年代で映画が変わる Part 13 (七人の侍)

2017年10月2日

スーパーの食品売り場に、梨やブドウ、
そして小ぶりで高値のサンマなどが並び、
人々の服装も半袖から長袖に、
知らぬ間に、日暮れがめっきり早くなりました。

テレビのワイドショーを見ていた妻のボヤキです

「なんで 民進党の人 が 希望の党 から出馬すんの」
理解できんわ腹立つ!
希望の党が、民進党の人ばっかりになってしまうやないの
「私、小池さん応援してたのに」「あんたなんでや!

知らんがな
小池さんと、前原さんに聞いてみいや

「そんなん でけへんわ!

「言いたかないけど、商品に例えれば、包装紙が希望の党で、
中身は民進党になりかねんのとちゃう?」
「ほんま、笑ってまうな ww」

妻「笑いごとでないわ!

ここで、俳句を一句

民心と
小池に飛び込む
蛙かな 
・・・ポチャ~

海外の人々に、上記の句の意味を、つたない英語で説明させていただきます。

Many frogs are jumping into a small pond in Tokyo.
Because the pond is the most popular now.
Big pond that the frogs have ever lived have been hated by people.
Because the frogs were too noisy.
If the small pond is full of frogs, it will probably be noisy and will be hated by people.
Frogs should know that they are making reasons for dislikes.

ということです。

それでは「七人の侍」を紹介します。

七人の侍


製作年 : 1954年
製作国 : 日本

監督:黒澤明/脚本:黒澤明/橋本忍/小国英雄/撮影:中井朝一/美術:松山崇/
音楽:早坂文雄



出演:志村喬(島田勘兵衛)/三船敏郎(菊千代)/ 加東大介(七郎次)/木村功(岡本勝四郎)/
千秋実(林田平八)/ 宮口精二(久蔵)/稲葉義男(片山五郎兵衛)/津島恵子(志乃)/島崎雪子(利吉の女房)/土屋嘉男(利吉)/藤原釜足(万造) /小杉義男(茂助)/左卜全(与平)/高堂国典(長老の儀作)/
東野英治郎/上田吉二郎/多々良純/山形勲/仲代達矢(町を歩く浪人)

(概要)
リズミカルな太鼓の音とともに、タイトル、スタッフ、キャストの毛筆の太文字が、
スクリーン狭しと皆で踊っている。とても独創的で
滑稽です。

突然、暗雲立ち込める中に馬の蹄が轟く。
野武士の集団が山の斜面を猛烈なスピードで下る。
その一行が止まり、農民の集落を見下ろす。
副頭目が、「やるか」「この村も」と叫ぶ
「やるべえ やるべえ」と皆が叫ぶ
頭目が、「待て待て」「去年の秋 米をかっさらったばかりだ」
「今 行っても何もあるめえ」
副頭目が言葉を継いで「よおし」「あの麦が実ったら また来るべえ」
蹄を轟かせながら野武士の集団が去る。

うぐいすが鳴き、辺りに静寂が戻ると、柴を背負った百姓が藪から頭をもたげた。
一部始終を聞いていた男は、慌てて村に戻った。

広い空き地に、村人50人程が集まり、女たちの泣き叫ぶ声。
「あ~あ 神も仏もねえだよ」
「年貢だ 賦役だ 戦だ 水飢饉だ その上 野伏せりだあ」
「神様は百姓なんぞ死んじめえとよ」
男が立ち上がり「ほんとだよ 死んだ方がましだよ」
・・・・・。
利吉が立ち上がり「野伏せり突っ殺すだ・・・・。」
「二度と来ないようにみんな突っ殺すだ」
・・・・・。
利吉と反対する村の男たちとの口論となる。
・・・・・。
誰かが提案する「爺様のとこさ行くべえ」「どうすっか 爺様に決めてもらうべえ」
一同は、水車小屋で暮らす爺様の下へ。

そこで、侍を雇うことになる。

爺様「ええい! 腹の減った侍 捜すだよ
腹が減りゃ熊だって山 下りるだ

戦国時代。本能寺の変から2年後の畿内の、とある山村が舞台と思われる。

利吉とあと数名が町に出て、侍を捜すのだが、容易ではなかった。
与平役の左卜全の演技は、本物の当時の百姓ではないかと錯覚するほどの名演技です。

利吉の一行がある百姓家の前まで来ると、
その家から40才過ぎの侍と、旅の僧、
そして村人数人が神妙そうに出てきた。
その侍は、短刀を抜き、髷を落とすと、
その場に座り、旅の僧から頭を剃ってもらった。

盗人が子供を人質にしてその家の納屋に立てこもり、
手出しをすると子供を殺すとわめいているらしい。

子供の鳴き声交じりの風の音

旅の僧から借りた衣装に着替えた侍は、お結び二つを手にして納屋に向かった。
侍「出家じゃ お前をとらえるつもりはない 子供はさぞひもじいかと思って」
と納屋の戸を開けて、お結びを投げ入れる。
侍は、その数秒後、「うん」と声を発したかと思うや否や納屋に姿を消した。
盗人がよろめきながら出てきて、その場に倒れる。
侍が子供を抱いて出てきた。

侍の名は、島田勘兵衛、その最初の侍である。
やがて、勘兵衛を中心に七人の侍が集まる。
・・・・・・。

映画は、七人の侍が集まるまでと、野武士との闘いの2部編成となっています。

複数台のカメラでの同時撮影(マルチカム方式)と望遠レンズ、そしてダイナミックな
編集により、迫力あるアクションシーンの連続には、圧倒されます。

1960年『荒野の七人』、2016年『マグニフィセント・セブン』としてリメイクされ、ヴェネツィア国際映画祭では銀獅子賞を受賞しています。

私は、今まで2000本以上の映画を観てきましたが、
あらためてこの映画は凄いと思いました。
どこが凄いかって、全部です。
ストーリー、脚本、演出、俳優、演技、映像、音響、とにかく全部です。

印象的なラストの島田勘兵衛のセリフ

勘兵衛
今度もまた負け戦だったな

七郎次
「 は ?」

勘兵衛
いや 勝ったのはあの百姓達だ
わし達ではない


そういいながら勘兵衛は振り返り、後ろの小高い丘の墓を見上げた。

まだ観ていない人、ぜひ観てください

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は、「マグニフィセント・セブン」を紹介します。

2017年9月25日月曜日

観る年代で映画が変わるPart 12 (007 スペクター原題 : SPECTRE)

2017年9月25日
気が付くと、朝夕に何となく肌寒さを感じる今日この頃です。

思わず口ずさんでしまう この曲
こんにちは 秋ちゃん ~♫~♪

「安倍さんが、消費税を10%に上げるらしいで」
「あんた、どう思う」

「ようわからんけんど、例えば景気を銭ととせんかいや」
「お湯は、42度くらいが丁度やろ」
お湯がぬるいと、人は入らんわな
消費税とせんかいや」
ぬるいお湯を入れたら、どうなる?
「入った人は、みんな風邪引くで!
「今は消費税は、なもせんほうがいいのとちゃう・・・・?

あんたでも分かること、安倍さんほんまにするんやろか・・・?

「安倍さんの周りに、日本の景気を良くしたくない人がいるんかな・・・?

それでは、「007 スペクター」を紹介しましょう。

007 スペクター 

原題 : SPECTRE
製作年 : 2015年 
製作国 : イギリス=アメリカ

監督:サム・メンデス/脚本:ジョン・ローガン/ニール・パーヴィス/ロバート・ウェイド/ジェズ・バターワース/撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ/音楽:トーマス・ニューマン/
テーマ曲:モンティ・ノーマン(ジェームズ・ボンドのテーマ)/主題歌:サム・スミス『Writing's On The Wall』

出演: ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)/クリストフ・ヴァルツ(フランツ・オーベルハウザー)/レア・セドゥ(マドレーヌ・スワン)/ベン・ウィショー(Q)/ナオミ・ハリス(イヴ・マネーペニー)/デイヴ・バウティスタ(Mr.ヒンクス)/アンドリュー・スコット(C)/ロリー・キニア/
イェスパー・クリステンセン(Mr.ホワイト)/ステファニー・シグマン/モニカ・ベルッチ/
レイフ・ファインズ(M)/アレッサンドロ・クレモーナ/ジュディ・デンチ (M)



(あらすじ)

舞台は、メキシコシティの「死者の日」。
ジェームズ・ボンドは屋上から
スタジアム爆破テロを計画しているスキアラに銃口を向け発砲。
その時、爆薬入りスーツケースが爆発。
スキアラの建物は倒壊、ドミノ倒しにボンドの居た建物も倒壊。
スキアラを追うボンド。そしてヘリMBB Bo 105での格闘。
ボンドは、スキアラの指からオクトパスの紋章が刻まれた指輪を奪うと、
彼を地上へ突き落とす。


MI6本部に戻ったボンドは、メキシコシティの件で謹慎処分となる。

ボンドは、"スカイフォール"で燃え残った残骸を持ってきたマネーペニーに、
メキシコシティでの出来事がMからの遺言であることを明かす。


そして彼は残骸の中から1枚の写真を見つける。
その写真には少年時代のボンド、養父、そしてもう一人の少年が写っていた。

ボンドは、Qに無断でアストンマーティン・DB10を使い、ローマに向かう。
そこでスキアラの未亡人であるルチアに接近。
彼女から組織の秘密会議が開かれる場所を聞きだす。
会議に潜入したボンドは、そこで組織の首領がフランツ・オーベルハウザーを知る。
だが、ボンドの存在がバレ、組織の一員、Mr.ヒンクスに追跡される。
ヒンクスとのカーチェイスの末、ボンドはDB10をテヴェレ川に沈め、
かろうじて脱出。その後カギは、Mr.ホワイトが握っていることを掴む。




ボンドはオーストリアの渓谷にあるホワイトの潜伏先に向かった。
そこで死に瀕したホワイトの姿を見出す。
ホワイトはボンドに、組織から命を狙われている娘のマドレーヌ・スワンを
助けるのと引き換えに、彼女が「アメリカン」の居場所を教えると告げ、
ボンドが渡したワルサーPPKで自決した。

一方、ロンドンではMI5の新責任者であるC(マックス・デンビー)が00部門の廃止と、
MI6をMI5に吸収させることを画策し、Mはその対応に追われていた。

ボンドはマドレーヌが勤めるオーストリア山岳地帯の医療施設を訪れた。
そこでマドレーヌに行動を共にするよう説得するが、
彼女はヒンクスらに拉致される。
ボンドは彼女を救出し彼女と行動を共にする。
その後、ボンドとマドレーヌはホテルでQと合流し、
マドレーヌから組織は「スペクター」だと知らされる。

「アメリカン」はモロッコにあるホテルの名前だった。
そこは.Mr.ホワイトが新婚旅行で訪れ思い出の場所だった。
部屋で手掛かりを探すボンド、1匹のネズミが逃げ込んだ壁を破ると隠し部屋が。そこでホワイトがオーベルハウザーを追跡し続けたことを知る。
拠点の座標は北アフリカの砂漠のど真ん中。

特急列車に乗り込んでスペクターの秘密基地に向かうボンドとマドレーヌ。
車内でヒンクスに襲われ、凄まじい格闘。
その後二人は関係を深めていく。

砂漠の駅で列車を降りた二人を出迎えたのは
1948年式ロールスロイス・シルヴァーレイス。
基地に到着した二人は、そこでオーベルハウザーと再開。


オーベルハウザーは二人に世界各国の監視カメラ映像を傍受する
大規模な監視施設を見せ、Cの提唱する情報網統合案「ナイン・アイズ」を使い、
各国の機密情報を掌握し、支配する事が目的であることを明かす。
そこでボンドはCがスペクターの仲間だと悟る。
ボンドはマドレーヌが父の死の瞬間映像を見せられようとするのを
阻止しょうとするもオーベルハウザーの部下に昏倒させられてしまう。

意識を取り戻したボンドは拷問台に拘束されていた。
オーベルハウザーはボンドの脳の機能を破壊するためのドリルを準備し、
20年前の雪崩事故においてボンドの養父でもあるフランツ自身の父を殺し、
自らの死をでっち上げたことと、
それ以来「エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド」を名乗っていることを明かす。
ボンドは、頭部に極細のドリルを突き刺される拷問にかけられるが、その時・・・。

イーオン・プロダクションズ製作による映画『007』シリーズの24作目。
ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる作品としては第4作目です。

『カジノ・ロワイヤル』『慰めの報酬』『スカイフォール』までの全てが
密接にリンクしたストーリーとなっており、オープニング映像にもそれまでの
悪役やヴェスバー、前任のMが登場します。

指輪に刻まれたスペクターの紋章はタコ、オープニング映像でもタコの足や墨を
モチーフとする表現があり、13作目『オクトパシー』を連想します。
Qの用意した腕時計は、8作目『死ぬのは奴らだ』と似ています。
(注、本作はオメガ、『死ぬのは奴らだ』ではロレックス)


ボンドがスペクターの秘密基地に到着した際、スペクターのメンバーが差し出した
銀のトレイに拳銃をホルスターごと乗せるのは、『死ぬのは奴らだ』の
クライマックスシーン。
ボンドがオープニングで職を解かれ、ラストで愛する女性と結ばれた末に
MI6を辞職して映画が終了するのは、6作目『女王陛下の007』と似ています。
オーストリア・アルプスとタンジールが舞台となったのは、
15作目『リビング・デイライツ』。

随所に過去の作品のオマージュがちりばめられています。

上映時間が148分と少し長めです。

『カジノ・ロワイヤル』から『スペクター』を通しで観ることをお勧めします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

次回は「七人の侍」を紹介します。

2017年9月18日月曜日

観る年代で映画が変わる Part 11 (007 スカイフォール 原題: SKYFALL)

2017年9月18日

台風は夜中に過ぎ去り、どことなく秋を感じさせる清々しい朝です。

「あんた、今日は敬老の日やで」
私「敬老は、なんぼからやったかな・・・? 」
70才からやで、知らんの?  あんたもうすぐやで
私「阿保いうな まだ先や」
妻「私は70才になってもそんなん いややわ!

いつものように、たわいもない会話がはずむ朝食。

すると、注目のニュースが流れてきた。
(ニュース)
安倍晋三首相が28日召集の臨時国会冒頭で衆院の解散・総選挙に踏み切る
公算が大きくなった。
10月22日の投開票が有力だ。年内の解散方針で政権幹部は一致しているが、
臨時国会で森友・加計学園問題をめぐる野党からの追及を受ける前に解散したほうが
得策との判断に傾いた。野党は「疑惑隠し」「大義なき解散」と反発している。

北朝鮮が、ミサイル撃ったり核実験しとるときに、なんでやろ・・・?
「ほんまに、森友・加計学園の疑惑隠しなんやろか・・・?」

野党側の大義は、森友・加計学園問題なんやろ、
  それで戦えばいいのとちゃう」
安倍さんは北朝鮮の核、ミサイル問題などに対して
  どう対処するかを訴えれば、いいのとちゃう 日本国民はそない阿保ちゃうで!

私は、7月24日7月25日「加計学園」をめぐる閉会中審査の国会中継をみました。
ところが、どのテレビニュースでも、前川喜平・前文科次官の発言しか取り上げず
特に、25日の加戸守行・前愛媛県知事の発言は一切報道されませんでした

国民知る権利マスメディアにより、完全に奪われています

(加戸さんの発言)

・・・「前川氏の『行政がゆがめられた』という発言は、私に言わせますと、
少なくとも獣医学部の問題強烈な岩盤規制のために10年間
我慢させられてきた岩盤にドリルで国家戦略特区が穴を開けて頂いたということで、
『ゆがめられた行政が正された』というのが正しい発言ではないのかなと思います」
・・・・。

私は、淡々と語る加戸さんの姿に感動しました。

マスメディアはどうして真実を報道しないのでしょうか・・・。

それでは、映画「007 スカイフォール」を紹介します。

007 スカイフォール

原題    : SKYFALL
製作年 : 2012年

製作国 : イギリス/アメリカ


監督:サム・メンデス/脚本:ニール・パーヴィス/ロバート・ウェイド/ジョン・ローガン/撮影:ロジャー・ディーキンス/プロダクションデザイン:デニス・ガスナー/音楽:トーマス・ニューマン/テーマ曲:モンティ・ノーマン(ジェームズ・ボンドのテーマ)/主題歌: アデル『スカイフォール』

出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)/ハビエル・バルデム(ラウル・シルヴァ、
ティアゴ・ロドリゲス)/レイフ・ファインズ(ギャレス・マロリー)/ナオミ・ハリス(イヴ)/
ベレニス・マーロウ(セヴリン)/アルバート・フィニー(キンケイド)/ベン・ウィショー(Q)/
ジュディ・デンチ(M)/ロリー・キニア(タナー)/オーラ・ラパス(パトリス)

(あらすじ)
ジェームズ・ボンドは
新人女性エージェントのイヴとともに、トルコでの作戦に参加していた。

その最中、MI6の工作員が殺され、各国のテロ組織に潜入している全ての
NATO工作員情報が収められたハードディスクが奪われた。

ボンドは実行犯であるフランス人傭兵パトリスを追跡する。

Mの指令により、
ボンドと列車の上で格闘しているパトリスを狙ってイヴが撃った銃弾は
ボンドに当たり、ボンドは峡谷に落下し行方不明となる。

数ヶ月後、
Mは情報安全委員会の新委員長であるガレス・マロリーから引退を勧められる。
その直後にMのコンピュータが何者かによってハックされ、
さらにMI6本部が爆破、多くの職員が犠牲となった。

このニュースを知ったボンドはロンドンに戻り、
00(ダブルオー)要員への復帰テストを受けたが成績は惨憺たるものであった。
しかしMはボンドの職務復帰を承認する。
ボンドは肩に残っていた弾丸の破片からパトリスを特定し、彼を追って上海へ赴く。

格闘の末にパトリスを倒したものの、雇い主が誰なのかを聞き出す事に失敗。

パトリスの所持品にあったカジノのチップを手掛かりにマカオへ向かう。
カジノでパトリスの仲間らしい謎の女性・セヴリンに接触。
何かに脅える様子のセヴリンにボンドは、
雇い主を殺すつもりがあるなら手伝うと持ちかける。
セヴリンを監視する襲撃者たちを撃退したボンドはセヴリンの船で
共に雇い主のいる島に向かうが、船上でセヴリンともども囚われの身となる。

島ではパトリスとセヴリンの雇い主、ラウル・シルヴァと対面する。
元MI6エージェントであったシルヴァは、
香港支局勤務時に中国当局に捕らわれ見捨てられた事で、
当時の上司Mを深く恨んでいた。
セヴリンはシルヴァに殺されるが、ボンドはシルヴァのボディガードたちを打ちのめし、シルヴァを捕らえる。

シルヴァはロンドンのMI6新本部に拘禁されたが程なく脱走。
地下鉄に逃げ込み、ボンドの追跡を振り切って、
政府の公聴会に出席中のMを襲撃する。
しかし間一髪のところで駆け付けたボンドが
マロリーやイヴとともにシルヴァとその配下の攻撃を退ける。

Mを護衛しつつ車で連れ去ったボンドは、途中、
公用車から自身のプライベートカーであるアストン・マーチンDB5に乗り換え、
スコットランド・グレンコウの今は住む者のない
彼の生家「スカイフォール」へ向かうのだが・・・。




イーオン・プロダクションズ製作による映画『007』シリーズの23作目、
『007 ドクター・ノオ』から始まる『007』シリーズの50周年記念事業の一部となる。
今回は、オープニングの後、お決まりの"ジェームズ・ボンドのテーマ"が流れない。
それが流れるのは一番最後だ。

それは何を意味するのか ?

本作は、007が振り出しに戻る壮大なプロローグなのか ?

強敵シルヴァは世界征服など眼中にない。
情報局MI6の内情に精通する彼の狙いは、M。
Mをママと呼んで怨念をたぎらせるシルヴァは、もうひとりのボンド。
憎まれ口を叩きながらもMに従う不肖の息子ボンドとシルヴァの対決は、
正義の在り処とヒーローの居場所を探りつつ、

ボンド映画が作り続けられる意味を自問自答する。

ダニエル・クレイグは、無骨でタフで不死身なファイター、しかも万能、
だが人間的な弱みをも兼ね備わった新生ボンドで、
007シリーズに新たな生命を吹き込んだ。

残念なのは、ボンドガールの存在。
ナオミ・ハリスなのか、ベレニス・マーロウなのかわからない。
存在が薄すぎた。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は、「スペクターSPECTRE 007」を紹介します。

2017年9月11日月曜日

観る年代で映画が変わる Part 10 (007/慰めの報酬 原題 : Quantum of Solace)

2017年9月11日
(ニュース)
国連安全保障理事会は10日深夜、北朝鮮に対する追加制裁決議案を、
11日午後(日本時間12日未明)に採決することを決めた。
米国が決議の修正案を提出した。追加制裁に消極的な中国、ロシアに歩み寄りを
求めるため制裁内容を緩和したとみられる。
一方、北朝鮮は11日、制裁決議の非難声明を発表し、米国をけん制した。

今回のお題は、
NIGHTMARE(悪夢)

注!! 以下は、fake(偽)ニュースです

(テレビのニュース : 私の夢の中)
国連安全保障理事会は北朝鮮への追加制裁決議を可決しました。
勿論、中国からの石油も全面的にストップされるでしょう。
中国、ロシアはあくまで平和的な話し合いを主張していましたが、
ここに至って、中国は、現在の北朝鮮はもはやコントロールが不可能であり、
将来的には中国にとって、厄介な存在になりうると判断した模様であります。

アナウンサーは、事の重要さ深刻さとは無関係に淡々と話し続けている。

今のところ北朝鮮沈黙を守り続けています・・・。

テレビでは、なぜか旧日本軍軍人が解説している。

このことは、日本が先の開戦に踏み切ったと同じ状況ですね。
実に危険だ
北朝鮮にとって、生命線を絶たれることは宣戦を布告されたも同じことなんです。
されど、北朝鮮は、絶対にアメリカとは戦争をしたくないでしょうね。
自国が滅亡するのは目に見えているからです。
それは自殺行為に等しい。
残された選択肢は、頭を下げて国連に詫びを入れ、国連に身を委ねるかだが、
それはありえないと思います。
だとすれば、どうやって石油を確保し活路を見出すかです。
実際に石油を止めるのは、中国なんでしょ。
たぶん鉾先は中国に向けられると思います。
まずは、北京にミサイルが向けられる可能性が高いと判断しますね。
その時、ロシアは静観するでしょう。
アメリカ、韓国、日本は、声明のみで北朝鮮を非難しますが、それが賢明でしょう。
問題は、その時に中国がどう出るかですね。
北朝鮮が勝利するためには、先制攻撃しかないわけですからね。
・・・。
その時突然目の前ピカッと真っ白な閃光走った・・。
ガガガドンドン ガラガラガラ
もう だめだ !!
・・・。

が、「あんたいつまで寝てんのや」
眩しい日差しが、窓から差し込んでいる
・・・。
あ~、夢だったのか

それでは、「007/慰めの報酬」を紹介いたします。


007/慰めの報酬 

原題 : Quantum of Solace
製作年 : 2008年
製作国 : イギリス=アメリカ

監督:マーク・フォースター/原作:イアン・フレミング/脚本:ニール・パーヴィス/
ロバート・ウェイド/ ポール・ハギス/撮影:ロベルト・シェイファー/
音楽:デヴィッド・アーノルド/テーマ曲:モンティ・ノーマン(ジェームズ・ボンドのテーマ)/主題歌:アリシア・キーズ/ジャック・ホワイト

出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)/オルガ・キュリレンコ(カミーユ)/
マチュー・アマルリック(ドミニク・グリーン)/ジュディ・デンチ(M)/ジェフリー・ライト/
ジェマ・アータートン/イェスパー・クリステンセン(ミスター・ホワイト)/
デヴィッド・ハーバー/アナトール・トーブマン/ロシー・キニア/
ジャンカルロ・ジャンニーニ(マティス)

(あらすじ)
前作『カジノ・ロワイヤル』からの続編
相変わらず組織から理解されず、
孤独と葛藤にさいなまれ続けていたジェームズ・ボンドは、
将来を誓い合いながらも、ヴェネツィアで死んだ
英国財務省のヴェスパーを操っていた組織を探り、ひとりの男を追いかけていた。

場所はイタリアの古都シエーナ
ボンドの操るアストンマーチン・DBSが、
謎の組織構成員が操るアルファロメオ・159の凄絶な追跡を
強引に振り切り、確保した男、「ミスター・ホワイト」

彼の尋問中に、突然の仲間の裏切り。
結局、ミスター・ホワイトは裏切り者の手引きにより逃走。
ボンドは裏切り者を追跡の末、殺してしまう。
だが、裏切り者の遺した手がかりから、ある一人の男の存在に辿り着く。
ドミニク・グリーン
この男の表の顔はエコロジーを謳ったNPO法人「グリーン・プラネット」の代表者、
しかし裏の顔は、ヨーロッパと中南米を行き来し、
利権と政権奪取の手段を名目にして亡命中の元ボリビア軍事政権トップ、
メドラーノ将軍に取り入るなど非情な側面を持つ怪しげな政商であった。
この男はボリビアの天然資源の採掘利権を餌に秘密裏にCIA南米支局などへ
接近しており、それを巡り様々な駆け引きが裏で繰り広げられていた。
それには英国の政府の中枢部の一部も関わっていた。

そのため味方であるはずの組織や祖国からの妨害や犯罪の濡れ衣を被せられる立場へ
追い落とされるが、ボンドはいつものように鉄の意志を持ちひたすら、
CIAを手玉に取り暗黙のうちに天然資源利権の独占を企むグリーンの
黒き野望を阻止すべく立ち向かって行くのであった。

原題の「QUANTUM OF SOLACE」はイアン・フレミングの短篇集『007号の冒険』
(新版は『007/薔薇と拳銃』)(創元推理文庫刊)に収録されている一篇
(収録題「ナッソーの夜」)から取られているが、内容はまったくの別物である。
以前のような突飛なアイディア満載の超人的なボンドグッズは殆ど見られず、
代わりにソニー・エリクソン製の多機能携帯電話が情報収集や諜報活動に
大活躍するなど時代の変化も顕著に描かれている。

シリーズでのボンドの決め台詞「Bond. James Bond」が登場しない。

メインのボンドガールとのベッドシーンは、残念ながら今回はお預けだ。


彼を取り巻く登場人物として、メドラーノ将軍への復讐に燃える
謎めいた女性カミーユ、
前作に引き続いて登場するCIAエージェントのフィリックス・ライター、
暴れん坊のボンドに手を焼くも実は最大の理解者であるMI6の女性トップのMなど
力強いキャストがストーリーをアグレッシブに盛り上げている。

映像で重要な格闘や追跡の描写で、実際の歌劇であるトスカ(オーストリア)や
パーリオ(イタリアのシエーナ)や、観客の喧騒などシーンを
フラッシュバックするように織り込み、ストーリーに重厚感を持たせる
工夫がなされている。




どのボンド映画よりも多い6カ国で撮影された。
『トゥモロー・ネバー・ダイ』以来、約11年ぶりにワルサーPPKが
ボンドの愛銃として再登場した。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、「007 スカイフォール SKYFALL」を紹介いたします。