スーパーの食品売り場に、梨やブドウ、
そして小ぶりで高値のサンマなどが並び、
人々の服装も半袖から長袖に、
知らぬ間に、日暮れがめっきり早くなりました。
テレビのワイドショーを見ていた妻のボヤキです
妻「なんで 民進党の人 が 希望の党 から出馬すんの」
妻「理解できんわ、腹立つ!」
妻「希望の党が、民進党の人ばっかりになってしまうやないの」
妻「私、小池さん応援してたのに」「あんた、なんでや!」
私「知らんがな」
私「小池さんと、前原さんに聞いてみいや」
妻「そんなん でけへんわ!」
私「言いたかないけど、商品に例えれば、包装紙が希望の党で、
中身は民進党になりかねんのとちゃう?」
私「ほんま、笑ってまうな ww」
妻「笑いごとでないわ!」
ここで、俳句を一句
民心と
小池に飛び込む、
蛙かな
・・・ポチャ~ん
海外の人々に、上記の句の意味を、つたない英語で説明させていただきます。
Many frogs are jumping into a small pond in Tokyo.
Because the pond is the most popular now.
Big pond that the frogs have ever lived have been hated by people.
Because the frogs were too noisy.
If the small pond is full of frogs, it will probably be noisy and will be hated by people.
Frogs should know that they are making reasons for dislikes.
ということです。
それでは「七人の侍」を紹介します。
七人の侍
製作年 : 1954年
製作国 : 日本
監督:黒澤明/脚本:黒澤明/橋本忍/小国英雄/撮影:中井朝一/美術:松山崇/
音楽:早坂文雄
出演:志村喬(島田勘兵衛)/三船敏郎(菊千代)/ 加東大介(七郎次)/木村功(岡本勝四郎)/
千秋実(林田平八)/ 宮口精二(久蔵)/稲葉義男(片山五郎兵衛)/津島恵子(志乃)/島崎雪子(利吉の女房)/土屋嘉男(利吉)/藤原釜足(万造) /小杉義男(茂助)/左卜全(与平)/高堂国典(長老の儀作)/
東野英治郎/上田吉二郎/多々良純/山形勲/仲代達矢(町を歩く浪人)
(概要)
リズミカルな太鼓の音とともに、タイトル、スタッフ、キャストの毛筆の太文字が、
スクリーン狭しと皆で踊っている。とても独創的で
滑稽です。
突然、暗雲立ち込める中に馬の蹄が轟く。
野武士の集団が山の斜面を猛烈なスピードで下る。
その一行が止まり、農民の集落を見下ろす。
副頭目が、「やるか」「この村も」と叫ぶ
「やるべえ やるべえ」と皆が叫ぶ
頭目が、「待て待て」「去年の秋 米をかっさらったばかりだ」
「今 行っても何もあるめえ」
副頭目が言葉を継いで「よおし」「あの麦が実ったら また来るべえ」
蹄を轟かせながら野武士の集団が去る。
うぐいすが鳴き、辺りに静寂が戻ると、柴を背負った百姓が藪から頭をもたげた。
一部始終を聞いていた男は、慌てて村に戻った。
広い空き地に、村人50人程が集まり、女たちの泣き叫ぶ声。
「あ~あ 神も仏もねえだよ」
「年貢だ 賦役だ 戦だ 水飢饉だ その上 野伏せりだあ」
「神様は百姓なんぞ死んじめえとよ」
男が立ち上がり「ほんとだよ 死んだ方がましだよ」
・・・・・。
利吉が立ち上がり「野伏せり突っ殺すだ・・・・。」
「二度と来ないようにみんな突っ殺すだ」
・・・・・。
利吉と反対する村の男たちとの口論となる。
・・・・・。
誰かが提案する「爺様のとこさ行くべえ」「どうすっか 爺様に決めてもらうべえ」
一同は、水車小屋で暮らす爺様の下へ。
そこで、侍を雇うことになる。
爺様「ええい! 腹の減った侍 捜すだよ」
「腹が減りゃ熊だって山 下りるだ」
戦国時代。本能寺の変から2年後の畿内の、とある山村が舞台と思われる。
利吉とあと数名が町に出て、侍を捜すのだが、容易ではなかった。
与平役の左卜全の演技は、本物の当時の百姓ではないかと錯覚するほどの名演技です。
利吉の一行がある百姓家の前まで来ると、
その家から40才過ぎの侍と、旅の僧、
そして村人数人が神妙そうに出てきた。
その侍は、短刀を抜き、髷を落とすと、
その場に座り、旅の僧から頭を剃ってもらった。
盗人が子供を人質にしてその家の納屋に立てこもり、
手出しをすると子供を殺すとわめいているらしい。
子供の鳴き声交じりの風の音。
旅の僧から借りた衣装に着替えた侍は、お結び二つを手にして納屋に向かった。
侍「出家じゃ お前をとらえるつもりはない 子供はさぞひもじいかと思って」
と納屋の戸を開けて、お結びを投げ入れる。
侍は、その数秒後、「うん」と声を発したかと思うや否や納屋に姿を消した。
盗人がよろめきながら出てきて、その場に倒れる。
侍が子供を抱いて出てきた。
侍の名は、島田勘兵衛、その最初の侍である。
やがて、勘兵衛を中心に七人の侍が集まる。
・・・・・・。
映画は、七人の侍が集まるまでと、野武士との闘いの2部編成となっています。
複数台のカメラでの同時撮影(マルチカム方式)と望遠レンズ、そしてダイナミックな
編集により、迫力あるアクションシーンの連続には、圧倒されます。
1960年『荒野の七人』、2016年『マグニフィセント・セブン』としてリメイクされ、ヴェネツィア国際映画祭では銀獅子賞を受賞しています。
私は、今まで2000本以上の映画を観てきましたが、
あらためてこの映画は凄いと思いました。
どこが凄いかって、全部です。
ストーリー、脚本、演出、俳優、演技、映像、音響、とにかく全部です。
印象的なラストの島田勘兵衛のセリフ
勘兵衛
「今度もまた負け戦だったな」
七郎次
「 は ?」
勘兵衛
「いや 勝ったのはあの百姓達だ」
「わし達ではない」
そういいながら勘兵衛は振り返り、後ろの小高い丘の墓を見上げた。
まだ観ていない人、ぜひ観てください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、「マグニフィセント・セブン」を紹介します。
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