2017年8月25日金曜日

観る年代で映画が変わる Part 6 (続・荒野の用心棒 原題: DJANGO)

お盆も過ぎて、様々な夏の風物詩が幕を下ろそうとしている今日この頃、
だけど連日35度の猛暑日が続く大阪、「もう たまりまへんわ 😓

妻「あんた 先月の電気代 2万円超してたで ( `ー´)ノ

私・・・・ぞくぞく 寒気が 😱

それでは、「続・荒野の用心棒」を紹介します。


続・荒野の用心棒 

原題: DJANGO
製作年 : 1966年
製作国 : イタリア

監督:セルジオ・コルブッチ/脚本:フランコ・ロゼッティ/ホセ・G・マエッソ/ピエロ・ヴィヴァレッリ/撮影:アンジェロ・ノビ/音楽:ルイス・エンリケス・バカロフ

出演:フランコ・ネロ(ジャンゴ)/ロレダナ・ヌシアック(マリア)/ホセ・ボダロ(ヒューゴ・ロドリゲス将軍)/アンジェル・アルバレス(バーテンダー(ナタニエル)/エドゥアルド・ファヤルド(ジャクソン少佐)/ジーノ・ペルーチ

(あらすじ)
メキシコ国境にほど近い小さな村。

人種偏見にとらわれたアメリカ人の元南軍ジャクソン少佐(E・ファハルド)一派と、
メキシコ独立運動の闘士ユーゴ・ロドリゲス将軍(J・ボダロ)一派とが対立していた。
ある日、国境そばの底なし沼で、
混血娘マリア(L・ヌシアク)が将軍の部下と、少佐の部下に相次いでリンチを加えられようとしていた。
ちょうどその時、古ぼけた棺桶をひきずり丘の上にたたずむ男がいた。
その男は目にもとまらぬ早撃ちで
マリアを救った。
この男こそが国境一体で名が知られる
早射ちのジャンゴ(F・ネロ)だ。



ジャンゴはマリアを連れて、
ナタニエーレの酒場にやって来た。
ほどなく少佐の部下達が酒場に現れ、
けたはずれの用心棒代を
ナタニエーレに強要し、
からんできた。
その瞬間、
ジャンゴの拳銃が火を噴き、
一瞬で数人の男たちが倒れた。



翌朝、復讐の念に燃えた少佐が四十人の手下を従えて姿を現す。
おもむろに棺桶から機関銃をとりたすやいなや、ジャンゴの前には死人の山ができた。

方や将軍は革命のために機関銃を喉から手が出るほど欲しがっていた。
そんなある日、メキシコ政府軍営舎に多量の黄金があるとの情報が入る。
機関銃の資金調達に、営舎襲撃はかっこうのチャンスだった。
ジャンゴと将軍は、黄金を折半することで手を組んだ。
まんまと襲撃は成功した。だが将軍は黄金の分け前を渡さぬばかりか、強引に
ジャンゴを革命の仲間にしようとした。
怒ったジャンゴは黄金を棺に詰めこむとマリアと村から逃げだす。
ところがつり橋のところで馬車が急に傾き、棺は黄金もろとも、底なし沼に落ちた。
何とかしなければと、棺にしがみついたジャンゴは、
棺と共にそこなし沼に飲み込まれてしまいそうになった、その時、
将軍の追手が姿を現し、マリアは撃たれ、ジャンゴは捉えられてしまった。
そして二度と銃を握れぬよう、ジャンゴの両手はこなごなに叩き潰された。

そこを立ち去った将軍達は、メキシコに向う途中で少佐達の待ち伏せにあい、
皆殺しにされてしまった。

傷ついたマリアをかかえ酒場に戻ったジャンゴは、少佐達を墓場へ呼びよせた。
刻一刻と、少佐達はジャンゴに迫る。
そして、次の瞬間、倒されたのは少佐達だった。
激痛に耐えて、ピストルに細工をし、墓標でピストルを支え、
げき鉄を利用してのジャンゴの執念の闘いは終わった。


マカロニの最高峰としてニューヨーク近代美術館に永久保存されている。

三池崇史監督、タランティーノ出演「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」
オマージュを捧げた作品、それがこれだ!

 Django Django, have you always been alone  Django… Django, have you never loved again・・・・ 

恋人を失った孤独なガンマンを唄いあげるマカロニ屈指の名曲 
ルイス・エンリケス・バカロフ作曲DJANGO … が流れ、棺桶を引きずりながら、
泥だらけの荒野に現れる黒づくめの男ジャンゴ!

悪漢が銃を抜いてから撃つべし、としていたそれまでの西部劇のヒーロー像を覆し、
生きるか死ぬかの決闘には、不意撃ちも良しとする掟破りのマカロニ・ウェスタンの定義を確立した男ジャンゴ!
正統派西部劇の匂いを残していたレオーネ、イーストウッドコンビの
マカロニ作品よりも、コルブッチ、ネロコンビの本作品を
正統のマカロニ・ウェスタンとするファンも数多い。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は、「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」を紹介いたします。