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2018年2月10日土曜日

観る年代で映画が変わる Part 27 (瞳の奥の秘密 原題:EL SECRETO DE SUS OJOS)

平昌冬季オリンピックが始まりました。

安倍晋三首相は9日、平昌冬季五輪の開会式に出席するため、五輪開催地近くの江原道・襄陽(ヤンヤン)国際空港から韓国入りした。
 安倍首相はこの日午後、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と首脳会談を行い、五輪開会式に出席する。10日は日本選手団を激励し、アイスホッケー女子の日本対スウェーデン戦を観戦する。同日夜に帰国する予定だ。
【ソウル聯合ニュース】

韓国・平昌冬季五輪開会式に出席するため韓国入りした安倍晋三首相は9日、開会式会場近くのホテルで文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談した。首相は慰安婦問題に関する2015年の日韓合意の着実な履行を求める。北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めるため、日米韓が緊密に連携する必要性も確認したい考えだ。
 首相は日韓合意に関し、文氏が謝罪などさらなる措置を求めたことを受け、合意は「最終的かつ不可逆的だ」とする日本政府の立場を伝える。平昌五輪を機に融和姿勢を見せる北朝鮮への対応については「ほほ笑み外交に目を奪われてはいけない」と改めて圧力強化を呼びかける。
 両首脳の会談は昨年9月にロシア・ウラジオストクで開催されて以来で3回目。安倍首相の訪韓は15年11月の日中韓首脳会談以来で約2年3カ月ぶり。
【毎日新聞】


「あんた、なんで安倍さん、韓国に行ったんやろか?
「みんな、反対しとったんちゃうのん!」

「ようわからんけど、報道では目的が3つくらいやゆうとったな」
慰安婦問題と、北朝鮮への圧力と、選手団の激励やろ」
「そやけど、本当の目的は一つだけやと思うで」

「なんやの、それは・・・わからへんわ」

慰安婦問題で、わざわざこちらから韓国に出向いたら、既にその時点で外交上、
負けたことになる」
北朝鮮の圧力も、この時点で文在寅に言っても、どうせ聞く耳持たんやろ、無駄や」
選手団の激励は、日本から出発する時にしたらすむ話や」

「だったら、なんでやの?」

「それは、直接伝えたい事があるからとちゃうかな」
「たぶん、オリンピックが終わった後の、朝鮮半島についてやと思う」
「安倍さんが文在寅大統領に言ったと想像したことを、勝手に大阪弁で言うで」

文さん、日本もアメリカも戦争は絶対に避けなあかんと思ってますねん、
そやけど、今の、あんたの振る舞いは、世界中が努力していることに
逆行しとるんと、ちゃうやろか。
このままでは、あんたがアメリカに戦争をそそのかしてるとしか思われへんで。
戦争になるか、ならんかは、あんた次第や!
そのこと、トランプさんも心配しとったで。よう考えや


「あんた、作り話上手いな、でも、ホンマやろか

「会談かて、安倍さんが文大統領に伝えるだけなら、時間もかからへんしな」
「報道陣に発表したことは、そのカモフラージュちゃうか」

「文はん、大変や、オリンピックどころでない

「・・・・・・・・・・・・・・・・・?」


それでは、アルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」を紹介します。

瞳の奥の秘密

原題:EL SECRETO DE SUS OJOS / THE SECRET IN THEIR EYES
製作年:2009年
製作国:スペイン=アルゼンチン

監督:フアン・ホセ・カンパネラ/原作:エドゥアルド・サチェリ/
脚本:エドゥアルド・サチェリ/フアン・ホセ・カンパネラ/
撮影:フェリックス・モンティ/音楽:フェデリコ・フシド

出演:リカルド・ダリン(ベンハミン・エスポシト)/ソレダ・ビジャミル(イレーネ・メネンデス・ヘイスティングス)/パブロ・ラゴ(リカルド・モラレス)/ハビエル・ゴディーノ(イシドロ・ゴメス)/
カルラ・ケベド(リリアナ・コロト)/ギレルモ・フランセーヤ(パブロ・サンドバル)

(あらすじ)

冒頭、画面いっぱいにアップで、見つめる女の瞳が映し出される。

続いて、黒いバックと脇に立つ男の腰から膝までのアップ。
男がバックに手をかけ、歩き出す。停車している電車の車両にそって。

静かでゆっくりとした、ピアノの曲が流れている。
ショパンのようで、そうではない。
別れの曲にどこか似ているが、音の数が極端に少ない。
美しい曲だが、どこか暖かい感じがする。

男の車両に駆け寄る女、そしてガラスの窓越しに二人の手が。
列車は走り出す。
やがて、ホームに取り残され走り続ける女の姿がが小さくなっていく。

男は小説を書いているが、思うように書けない。
何気なくメモした文字。 Temo (怖い)

刑事裁判所を定年退職したベンハミン・エスポシトは、
仕事も家族もない孤独な時間と向き合っていた。

残りの人生で、25年前の殺人事件を題材に小説を書こうと決意し、
久しぶりに当時の職場を訪ねる。

出迎えたのは、彼の元上司イレーネ・ヘイスティングス。
変わらずに美しく聡明な彼女は、今や検事に昇格し、2人の子供の母親となっていた。

彼が題材にした事件は1974年にブエノスアイレスで発生したもの。
幸せな新婚生活を送っていた銀行員リカルド・モラレスの妻リリアナで
23歳の女性教師が、自宅で暴行を受けて殺害されたのだ。
現場に到着したベンハミンは、その無残な遺体に衝撃を受ける。

やがて、捜査線上に1人の男が容疑者として浮上。
その男はリリアナの幼なじみ。
古い写真に写った、彼女を見つめる彼の瞳には暗い情熱が宿っていた。
ベンハミンは部下で友人のパブロ・サンドバルと共に、その男の居場所を捜索。

だが、判事の指示を無視して強引な捜査を行ったことで、
事件は未解決のまま葬られることとなってしまう。

そして1年後。
ベンハミンは駅で偶然、モラレスと再会。

彼は毎日、曜日ごとに駅を変えて容疑者が現れるのを待っていた。
彼の深い愛情に心を揺さぶられたベンハミンは“彼の瞳を見るべきだ。
あれこそ真の愛だ”と、イレーネに捜査の再開を嘆願。
ベンハミンとパブロはようやく容疑者逮捕の糸口を掴み、事件の真相に辿り着くが……。

25年後、タイプライターを前に自分の人生を振り返るベンハミンに、
イレーネの存在が鮮やかに甦る。
いまだ過去に生きる自分と決別するために、彼は事件の裏側に潜む謎と、
今も変わらぬイレーネへの想いに向き合うことを決意する。

果たして、ベンハミンは失った歳月を取り戻すことができるのだろうか……?


アルゼンチン・アカデミー賞では13部門で受賞を果たすとともに、
第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した話題作です。

25年前の未解決殺人事件を題材に小説を書き始めた孤独な主人公が、
葬られた事件の真相と改めて対峙していくなかで、
次第に封印していたはずの愛も甦らせていくさまを巧みな脚本と演出で
描き出していきます。

挿入曲も素晴らしい。
「Her Eyes」から引きこまれ、特にサッカー場の感動的な「Passion」、そのほか
「Main Theme」「The Doubt」「In the Cage」「The Call」「The Doubt (Reprise)」と、全23曲、どれも素晴らしいです。サントラファンにはお薦めです。

25年間の隔たりを、サスペンスと人間ドラマと愛とが交錯する緻密な構成は、
神業ともいえると思います。

随所に登場する、懐かしい、オリベッティのタイプライターのAが壊れていました。
ラスト場面でベンハミンは、
メモ書きの Temo(恐怖) に、ペンでAを加え、Te  Amo  (I love you) としました。

まだ観ていない人は、是非 観て欲しい映画です。
必ず観てよかったと思いますよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は、
本作のハリウッド、リメイク版、「シークレット・アイズ」を紹介したいと思います。


2017年11月23日木曜日

観る年代で映画が変わる Part 20 (ボス その男シヴァージ 原題: SIVAJI/SIVAJI: THE BOSS)

昨日11月22日は、
いい夫婦の日だったそうです。

仲が良いということは魔法の様なもので、そのまわりを幸せにします。
私たち夫婦も、いつまでもそうでありたいものです。


「あんた、がな」
うちのサンタクロースアマゾンやろ、だって」
「そういえば、去年のクリスマスに娘のとこ行ったら、アマゾンの段ボールがあったわ

「ほんまに、サンタクロースを信じてるんやろか?」

「あんた、夢ないな

「こんど娘に、段ボールを隠しとくよう、ゆうとくは」

もう遅いわ、アホか」

[最近の気になるニュース]
11月21日
アメリカのトランプ大統領は北朝鮮を9年ぶりにテロ支援国家に再び指定しました。

理由
化学兵器でキム・ジョンナム氏を暗殺
アメリカの大学生ワームビアさんを拷問し、死に至らしめた
テロ支援国家指定解除後に核開発を制限するという約束が守られていない

経緯
1988年大韓航空機爆破事件などを受けて、北朝鮮をテロ支援国家に指定しました。
2008年ブッシュ政権が北朝鮮側と核開発の検証方法で合意し指定を解除しました。

オバマ政権は核実験やソニーの子会社のサイバー攻撃で、再びテロ支援国家への指定を
検討したものの、結局見送りました。

トランプ政権では、アメリカ人の大学生が、ことし6月に死亡したことや、
キム・ジョンナム氏が2月にマレーシアで殺害された事件を受けて、
アメリカ議会などから再指定を求める声が上がっていました。

今月2日にはマクマスター大統領補佐官がキム・ジョンナム氏が殺害された事件について、「公共の空港で神経剤で兄を殺害するような行為は、明らかにテロ行為と言わざるを
えない」と述べたうえで、北朝鮮を再びテロ支援国家に指定するかどうか検討していると
明らかにしていました。

トランプ米大統領は今月5日夜にもホワイトハウスでの軍高官らとの夕食会で、
「嵐の前の静けさだ」などと述べ、何らかの軍事行動を示唆しました。

トランプ米大統領今月7日、北朝鮮情勢に関してツイッターで
「歴代の大統領と政権はこの25年間も北朝鮮と交渉し、合意を結び、巨額のカネを払ってきたが、うまくいかなかった」と批判し、対北朝鮮で有効な手段は「申し訳ないが1つしかない!」と述べました。
また「一連の合意はインクが乾く間もないうちに破られ、米国の交渉担当者を笑いものにしてきた」と、北朝鮮に対する強い不信感を表明しました。

トランプ米大統領は今月14日、今月5日からのアジア5カ国歴訪を終え、フィリピン・マニラの空港から大統領専用機で帰国の途につきました。

注目の8日~10日の訪中時に、習近平国家主席との会談では、主に北朝鮮対応や貿易不均衡是正などが話し合われ、なぜか中国の南シナ海での軍事拠点化などには消極的なように思われました。

中国から数十兆円規模の巨額な交渉の成果をあげ、やはりトランプ米大統領はビジネスマンだったかと、やや失望感を抱かされました。

中国訪問以降トランプ米大統領の口から北朝鮮のテロ支援国家指定が語られなくなっていました。

中国国営新華社通信今月20日、「宋氏が朝鮮労働党の指導者と会談し、党大会の精神と歴史的な貢献を報告して北朝鮮側は党大会の成功を祝った」などと伝えただけで、正恩氏と会談したとは明示していません。また「双方は朝鮮半島問題など、ともに関心がある問題で意見を交わした」と報じましたが詳細は不明です。

11月21日トランプ大統領は北朝鮮を9年ぶりにテロ支援国家に再び指定しました。

今回の決定により、アメリカがテロ支援国家と位置づける国は北朝鮮、シリア、イラン、
スーダンの4か国となりました。

テロ支援国家に指定する意味
北朝鮮の資金源を断つための国際的な圧力の強化につながります。
北朝鮮と合法的に取り引きしている企業や個人に対しても、『犯罪国家に関係していると見なされたいのか』と問うことができます。
テロ支援国家の指定は国連やアメリカによる制裁の対象者だけでなく、北朝鮮と合法的に取り引きをしている人たちにも影響を与えることになり、北朝鮮に対する圧力を強化する国際的な取り組みを後押しします。

テロ支援国家に指定されると
アメリカからの武器関連の輸出や販売が禁止されます。
軍事力やテロの支援能力を著しく向上させる可能性がある物やサービスの輸出や提供が制限されます。
アメリカからの経済援助が禁止されます。

北朝鮮は絶対に核開発を止めることはありえない
アメリカはこれを絶対に認めない。

北朝鮮のミサイル能力は、あと半年くらいの開発でアメリカに届いてしまいます
最終的には、アメリカが北朝鮮に先制攻撃をする場合もありうるかもしれません。
北朝鮮がテロ支援国家であることが、その正統性の根拠になりうるのでは・・・?

以前に増して、北朝鮮情勢は緊迫してきたと考えられます。

日本の国会は相変わらず、モリカケです。これで良いのでしょうか。
韓国への渡航に対して、対策を考えなくても良いのでしょうか。
もし有事となれば、憲法の制約などで、自衛隊による韓国内の日本人救出が
難しくなるのではないでしょうか。

それでは、インド映画「ボス その男シヴァージ」を紹介します。

ボス その男シヴァージ

原題: SIVAJI/SIVAJI: THE BOSS
製作: 2007年
製作国:インド(タミル語)


監督:シャンカール/音楽: A・R・ラフマーン

出演:ラジニカーント(シヴァージ)/シュリヤー・サラン(タミルセルヴィー)

(あらすじ)
アメリカでコンピュータ関係の事業に大成功を収めた実業家シヴァージが、
故郷インドに帰国し、貧しい人々のために無償で利用できる病院や大学を
設立しようと計画します。

同時に古風な美女タミルに一目惚れをしてしまい、彼女との結婚を決意します。
そして家族ぐるみでの猛烈なアタックを開始したのです。

しかし、地域の病院ビジネスを独占してきた悪徳企業家アーディセーシャンは、
卑劣な妨害工作で計画を中止させ、シヴァージを破滅に追い込むのです。

全財産を失ったシヴァーシ゛は、一枚のコインで占います。
そして多少卑怯な手を使ってでも果敢にアーディセーシャンと戦うことを決意します。

富豪達のブラックマネーの証拠を掴み、半分を脅し取り、その金をアメリカで洗浄し、
その資金で頓挫した計画を実現させていきました。

だが、アーディセーシャンの罠にはまり、シヴァージは逮捕されてしまいます。
そして、更に命までも…。


シャンカール監督はクレーン撮影や広角レンズを使った撮影方法とテンポの良い編集、
当時の最先端のVFX技術を駆使し、飽きさせずに濃度の濃い画面作りに成功しました。

インド映画最大の映画賞である2008年「ナショナルフィルムアワード」では
最優秀美術賞と最優秀特殊効果賞を受賞しました。

この時VFXを担当したのが、インド最高のCG会社インディンアーティスツで、
そのスーパーバイザーがシュリーニヴァース・モーハンでした。
シャンカールとのこの時の仕事がきっかけで『ロボット』が生まれた
とシュリーニヴァースは語っています。

実在したインドの伝説的な俳優シヴァージ・ガネーシャの一生をモチーフに、
インドにはびこる悪政と貧困を変えようと立ち上がる「ボス」を熱演するのは、
インドを越えて世界を魅了するスーパースター、ラジニカーント。
私財を投げうって無料の病院や学校を建設するという信念を貫き、
貧しい人々から「ボス」と慕われる役柄です。

映画の中でこの役は、インドで実際に慈善活動を続けるラジニカーント自身の姿と
重なります。
またラジニの決めポーズである、コインを手から手に移動させてポケットに入れる
“ラジニスタイル”とともに本作は市民から広く愛されているのです。

インド、タミル語圏が誇るスーパースター、ラジニカーントが大活躍する
マサラ・アクション・ムービーは、上映時間185分。
堂々の3時間超えの大作です。
善玉と悪玉が、やられてはやりかえし…を何度も繰り返し、その合間に歌って踊るのだから、大長編なのは当然でしょう。

ノリノリでエキゾチックなインドミュージックと1曲につき数百人で踊る
大群舞のダンス、ド派手なアクションが活写されます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回もインド映画で、「マダム・イン・ニューヨーク」を紹介します。

2017年11月2日木曜日

観る年代で映画が変わる Part17 (ロボット 原題 : ENDHIRAN/THE ROBOT)

ついに、我が家はコタツガスストーブの準備が整いました。
二週連続の台風が去ってから、朝夕が冷え込みます


「自公が今回の選挙で大勝したけど、どう変わるんやろか?
「政治のことは、ようわからんけど、あんまり変わらんのとちゃう?
「うちらは、毎月の収入が増んかったら、景気なんて一緒や
「それに、国防、国防とたいそうに言うけど、結局、戦争になったらおしまいやろ
「日本は、憲法を変えんかったら、なも出来んのとちゃう

人は、気候によって気分が左右される。暑いと陽気になり寒いと悲観的になるらしい。


「安倍首相のメルマガで、『最低賃金引上げ支援 業務改善助成金』が紹介されてたで」
「社内の最低賃金を120円引き上げると、200万円までの助成金が出るらしいわ」
「申請は、厚生労働省のホームページに詳しく出てるそうや」
「みんな、もっとこいのを活用すべきや思うで」
「誰が考えたか、久々に感心した政策やと思うは」


なんで


団塊の世代のリタイアーが始まり、これからはもっともっと人手不足になるで」
「かといって、少子社会のため労働人口は減少や」
解決策は二つに一つ業務改善でカバーするか、外国人を雇うかや」
外国人の場合、労働賃金はそのままか、逆に下がるような気がする
かたや、業務改善でカバーすれば、少なくとも賃金は120円上がるやろ


「考えた人、頭いいな、ノーベル賞もんやな」

コタツに入りテレビを観ながらの団らんのひと時でした


それでは映画「ロボット」を紹介します。

ロボット

原題 : ENDHIRAN/THE ROBOT
製作 : 2010年
製作国 : インド




監督:シャンカール/製作:カラニティ・マラン/撮影:R・ラトナヴェール/
音楽:A・R・ラフマーン

出演:ラジニカーント(バシーガラン博士/チッティ)/アイシュワリヤー・ラーイ・バッチャン
(サナ)/ダニー・デンゾンパ(ボラ博士)

(あらすじ)
恋人サナも無視してロボット製作に没頭していたバシー・ガラン博士は、
10年目にして、ついに自分とそっくりのヒューマノイドロボットを完成しました。




バシーの母親に、「チッティ」と名付けられ、


ロボット学会の発表では、学者達の注目を集めました。


バシーは、チッティに公的機関の認定試験を受けさせますが、
バシーの恩師であるボラ教授の嫉妬による意地悪テストで、
却下されてしまったのです。

その帰り道に大火事に遭遇しました。
チッティは次々とマンションから住人たちを救い出し、大活躍をしたのですが、
入浴中の少女を裸のまま救い出し、ある悲劇を招いてしまうのでした。
チッティには人が持っているはずの感情や常識・デリカシーを持たないが故の
悲劇でした。

それをきっかけに、バシーはチッティに感情を持たせることを決意しました。
苦心の末に、やっとチッティにも人間のもつ感情が得られたのです。

ある日、チッティは難産の女性を救い、サナから感謝のキスをされたのですが、
あろうことに、チッティはサナに恋をしてしまったのです。



一方、バシーに激しく嫉妬していたボラ博士は、バシーの部下2名を利用して、
チッティの神経回路のデータを手に入れようとしていました。

サナの誕生パーティーで、バシーが突然サナとの結婚発表をしたのです。
チッティは激しいショックを受けました。
サナは「愛は人間同士のもの」とチッティに諭したのですが・・・。

翌日、バシーがインド軍へチッティのデモンストレーションに行った時の事です。
チッティは、戦争を否定して愛を説いたのです。
軍の幹部たちは呆れ、バシーは大恥をかきました。
バシーは、怒りにまかせてチッティを斧でバラバラにして廃棄してしまうのでした。


その事を知ったボラ博士は、ゴミ廃棄処分場からチッティを回収し、復元させたのです。
そして、神経回路のデータを入手したボラ博士はそれに手を加えて、
100人殺せる悪の回路を組み込んだのです。


ボラ博士は、チッティを利用して大金を手にしようとしていたのです。
ところが、結局のところ、ボラ博士はチッティに殺されてしまいます。

無数の自分の分身を作り、その上に君臨するチッティ。
金も力も、サナさえも強引に自分の妻にしてしまうチッティ。




はたしてこの先は・・・。




インド映画としては破格の37億円を費やし製作され、
しかも空前の大ヒットをした作品です。

タイトルが "ロボット" ですから、当然、主役はバシー博士ではなく、チッティです。
全編を通して、スーパーヒューマノイドロボット、チッティと人間を対比させて、
改めて、人間とは何かという命題を提示しています。

最高のCGを駆使したロボットとアクション、そして笑いあり、ラブロマンスあり、
ラストのクライマックスバトルシーン。
娯楽作品としても充分楽しませてくれます。

個人的に大好きな、ボリウッド映画独特の歌と踊りのシーンは2箇所のみと
少ないですが、大満足の作品です。

お勧めの作品です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回もボリウッド作品で「女神は二度微笑む」を紹介します。

2017年9月18日月曜日

観る年代で映画が変わる Part 11 (007 スカイフォール 原題: SKYFALL)

2017年9月18日

台風は夜中に過ぎ去り、どことなく秋を感じさせる清々しい朝です。

「あんた、今日は敬老の日やで」
私「敬老は、なんぼからやったかな・・・? 」
70才からやで、知らんの?  あんたもうすぐやで
私「阿保いうな まだ先や」
妻「私は70才になってもそんなん いややわ!

いつものように、たわいもない会話がはずむ朝食。

すると、注目のニュースが流れてきた。
(ニュース)
安倍晋三首相が28日召集の臨時国会冒頭で衆院の解散・総選挙に踏み切る
公算が大きくなった。
10月22日の投開票が有力だ。年内の解散方針で政権幹部は一致しているが、
臨時国会で森友・加計学園問題をめぐる野党からの追及を受ける前に解散したほうが
得策との判断に傾いた。野党は「疑惑隠し」「大義なき解散」と反発している。

北朝鮮が、ミサイル撃ったり核実験しとるときに、なんでやろ・・・?
「ほんまに、森友・加計学園の疑惑隠しなんやろか・・・?」

野党側の大義は、森友・加計学園問題なんやろ、
  それで戦えばいいのとちゃう」
安倍さんは北朝鮮の核、ミサイル問題などに対して
  どう対処するかを訴えれば、いいのとちゃう 日本国民はそない阿保ちゃうで!

私は、7月24日7月25日「加計学園」をめぐる閉会中審査の国会中継をみました。
ところが、どのテレビニュースでも、前川喜平・前文科次官の発言しか取り上げず
特に、25日の加戸守行・前愛媛県知事の発言は一切報道されませんでした

国民知る権利マスメディアにより、完全に奪われています

(加戸さんの発言)

・・・「前川氏の『行政がゆがめられた』という発言は、私に言わせますと、
少なくとも獣医学部の問題強烈な岩盤規制のために10年間
我慢させられてきた岩盤にドリルで国家戦略特区が穴を開けて頂いたということで、
『ゆがめられた行政が正された』というのが正しい発言ではないのかなと思います」
・・・・。

私は、淡々と語る加戸さんの姿に感動しました。

マスメディアはどうして真実を報道しないのでしょうか・・・。

それでは、映画「007 スカイフォール」を紹介します。

007 スカイフォール

原題    : SKYFALL
製作年 : 2012年

製作国 : イギリス/アメリカ


監督:サム・メンデス/脚本:ニール・パーヴィス/ロバート・ウェイド/ジョン・ローガン/撮影:ロジャー・ディーキンス/プロダクションデザイン:デニス・ガスナー/音楽:トーマス・ニューマン/テーマ曲:モンティ・ノーマン(ジェームズ・ボンドのテーマ)/主題歌: アデル『スカイフォール』

出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)/ハビエル・バルデム(ラウル・シルヴァ、
ティアゴ・ロドリゲス)/レイフ・ファインズ(ギャレス・マロリー)/ナオミ・ハリス(イヴ)/
ベレニス・マーロウ(セヴリン)/アルバート・フィニー(キンケイド)/ベン・ウィショー(Q)/
ジュディ・デンチ(M)/ロリー・キニア(タナー)/オーラ・ラパス(パトリス)

(あらすじ)
ジェームズ・ボンドは
新人女性エージェントのイヴとともに、トルコでの作戦に参加していた。

その最中、MI6の工作員が殺され、各国のテロ組織に潜入している全ての
NATO工作員情報が収められたハードディスクが奪われた。

ボンドは実行犯であるフランス人傭兵パトリスを追跡する。

Mの指令により、
ボンドと列車の上で格闘しているパトリスを狙ってイヴが撃った銃弾は
ボンドに当たり、ボンドは峡谷に落下し行方不明となる。

数ヶ月後、
Mは情報安全委員会の新委員長であるガレス・マロリーから引退を勧められる。
その直後にMのコンピュータが何者かによってハックされ、
さらにMI6本部が爆破、多くの職員が犠牲となった。

このニュースを知ったボンドはロンドンに戻り、
00(ダブルオー)要員への復帰テストを受けたが成績は惨憺たるものであった。
しかしMはボンドの職務復帰を承認する。
ボンドは肩に残っていた弾丸の破片からパトリスを特定し、彼を追って上海へ赴く。

格闘の末にパトリスを倒したものの、雇い主が誰なのかを聞き出す事に失敗。

パトリスの所持品にあったカジノのチップを手掛かりにマカオへ向かう。
カジノでパトリスの仲間らしい謎の女性・セヴリンに接触。
何かに脅える様子のセヴリンにボンドは、
雇い主を殺すつもりがあるなら手伝うと持ちかける。
セヴリンを監視する襲撃者たちを撃退したボンドはセヴリンの船で
共に雇い主のいる島に向かうが、船上でセヴリンともども囚われの身となる。

島ではパトリスとセヴリンの雇い主、ラウル・シルヴァと対面する。
元MI6エージェントであったシルヴァは、
香港支局勤務時に中国当局に捕らわれ見捨てられた事で、
当時の上司Mを深く恨んでいた。
セヴリンはシルヴァに殺されるが、ボンドはシルヴァのボディガードたちを打ちのめし、シルヴァを捕らえる。

シルヴァはロンドンのMI6新本部に拘禁されたが程なく脱走。
地下鉄に逃げ込み、ボンドの追跡を振り切って、
政府の公聴会に出席中のMを襲撃する。
しかし間一髪のところで駆け付けたボンドが
マロリーやイヴとともにシルヴァとその配下の攻撃を退ける。

Mを護衛しつつ車で連れ去ったボンドは、途中、
公用車から自身のプライベートカーであるアストン・マーチンDB5に乗り換え、
スコットランド・グレンコウの今は住む者のない
彼の生家「スカイフォール」へ向かうのだが・・・。




イーオン・プロダクションズ製作による映画『007』シリーズの23作目、
『007 ドクター・ノオ』から始まる『007』シリーズの50周年記念事業の一部となる。
今回は、オープニングの後、お決まりの"ジェームズ・ボンドのテーマ"が流れない。
それが流れるのは一番最後だ。

それは何を意味するのか ?

本作は、007が振り出しに戻る壮大なプロローグなのか ?

強敵シルヴァは世界征服など眼中にない。
情報局MI6の内情に精通する彼の狙いは、M。
Mをママと呼んで怨念をたぎらせるシルヴァは、もうひとりのボンド。
憎まれ口を叩きながらもMに従う不肖の息子ボンドとシルヴァの対決は、
正義の在り処とヒーローの居場所を探りつつ、

ボンド映画が作り続けられる意味を自問自答する。

ダニエル・クレイグは、無骨でタフで不死身なファイター、しかも万能、
だが人間的な弱みをも兼ね備わった新生ボンドで、
007シリーズに新たな生命を吹き込んだ。

残念なのは、ボンドガールの存在。
ナオミ・ハリスなのか、ベレニス・マーロウなのかわからない。
存在が薄すぎた。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は、「スペクターSPECTRE 007」を紹介します。