近所の神社の秋祭りも終わり、何となく秋の深まりを感じる今日この頃です。
妻
「テレビで、消費税が来年から10%になる言うてたで」
「ホンマに上げるんやろか?」
「みんなメチャ給料安い、ぼやいとるのにな、何考えとるんやろ」
「あんた、どう思う?」
私
「そやな、1997年から給与所得者の実質賃金が15%も落ちとるしな」
「よう、わからんけど、無茶ちやうかな」
「そやけど、もう2回もパスしとるしな、『又パスします』とは言えんのとちゃう」
「安倍さんの気持ち、わからんでもないな~」
「でも、またかもわからんで・・・?」
妻
「よく、『二度あることは三度ある』言うやないの」
私
「消費税率の引き上げは2013年に、とっくに閣議決定されたことやろ」
「そして、2014年の4月に5%から8%に上げて、景気がメチャクチャ落ちたやんか」
「テレビで経済の専門家がV字復活する言うとったけど、あれは大はずれや」
「ホンマ、笑ろてまうわ」
「安倍さんは、わざわざ『引き上げます』と言う必要、ないんとちゃうかな」
「延期する時だけ、『今回もパスします』でいいんとちゃう?」
妻
「だったら、なんで新聞やテレビでわざわざ報道発表したんやろ」
「軽減税率のことまで、詳しく説明しとったで」
「コンビニで食品を買ったら、中で食べると10%、持ち帰りは8%やて、あほくさ」
私
「たぶん、又延期されたら困る人たちがいるんやろな」
妻
「どんな人やろ、アホちゃう、とにかく中止にして欲しいわ」
「もし、10%になったら、我が家の対策として、あんたの小遣いは2割カットやで」
私
「なんでやねん?」
妻
「計算してみいや、1万円使うと消費税が800円やろ、10%になったら8,000円
しか使わんかったらええねん、消費税はそのまま800円や」
私
「そんな、無茶やで」
「来年でオリンピックの特需が終わるし、給与所得者は働き方改革で残業代も減っとる」
「おまけに、トランプさんが中国に経済戦争も仕掛けているしな」
「消費税率を上げるには、最悪の年だと思うけどな」
「更に、来年は『元号』が変わると年やろ」
「元号が新しくなった早々に、景気が最悪になったらどうすんの」
妻
「それは、あんたの考えやろ、日本政府は上げるときにはキッチリと上げるんや」
「庶民のことは関係あらへんね」
「そうなったら、私は、けちるで!!」
「アマゾンや楽天、ヤオフクやメルカリを最大限に利用したるわ」
私
「みんながそうしたら、景気がおかしくなるんとちゃうかな・・・?」
妻
「あんたは、余計な心配せんでいいの」
私
「・・・・・」
それでは、インド映画「ダンガル きっと、つよくなる」を紹介します。
ダンガル きっと、つよくなる
原題 : DANGAL
製作年 : 2016年
製作国 : インド(ヒンディー語、ハリヤーンウィー語)
監督: ニテーシュ・ティワーリ/ 脚本: ニテーシュ・ティワーリ/ ピユーシュ・グプタ/
シュレヤス・ジャイン/ ニキル・メロトゥラ/ 撮影: セトゥー/ 音楽: プリータム
出演:アーミル・カーン (マハヴィル)/
ファーティマー・サナー・シャイク (ギータ(青年期))/
サニャー・マルホートラ (バビータ(青年期))/ザイラー・ワシーム (ギータ(幼少期))/
スハーニー・バトナーガル (バビータ(幼少期))/サークシー・タンワル (ダーヤ)/
アパルシャクティ・クラーナー (オムカル)
あらすじ
昔、マハヴィルはアマチュアレスリングのインド代表選手でした。
彼の夢は、国際大会で金メダルを取ること。
しかし、彼の村は貧しく、夢を果たせないまま引退を余儀なくされたのです。
マハヴィルはその夢を、息子たちに託そうと考えました。
ところが、皮肉にも生まれてくる子供は、娘ばかりでした。
十数年後のある日。
長女のギータと次女のバビータが同じ年頃の男の子と喧嘩をして、
打ち負かしたのです。
2人のレスリングの才能に気づいたマハヴィルは、反対する妻ダーヤを説得し、
2人にレスリングの特訓を開始したのです。
ところが、ギータとバビータは、男の子と同じ服装、髪型にさせられ、自分の夢を、
2人に強引に押し付ける父親に反発します。そして特訓をサボるようになるのでした。
ところがある日、友人の結婚式に出席した2人は花嫁から、2人が羨ましいと聞か
されます。
多くのインドの女性は、子供の時は子守や家事の手伝いをさせられ、結婚も自分の意志では決められない。それに比べて、ギータとバビータのお父さんは、2人の才能を伸ばし、将来も自立できるよう一生懸命になっている。
その友人の言葉を聞いた2人は、ハッと目が覚め、態度を改め、特訓に励むのでした。
マハヴィルは、成長したギータを地域のレスリング大会に出場させようとします。
ところが女性の出場に主催者側は驚き、最初はそれを拒みましたが、マハヴィルの
説得で、観客が増えるのではないかと考えた主催者側が、ギータの出場を認めました。
しかし、健闘むなしく敗れてしまいました。
その後、闘争心を刺激されたギータは、数々の大会で連勝を重ねていきます。
ギータに続いて妹のバビータも連勝を重ねます。
ついに、ギータは女子レスリング州大会で優勝します。
州代表となったギータは、国立スポーツ・アカデミーのインド代表団に入り、
国際大会を目指すようになるのです。
ところが、選手仲間や新しいコーチに囲まれて、次第に父親の厳格な特訓方法を
「古臭い方法」と、嫌悪するようになってしまいました。
その結果、ギータは国際大会で勝てないようになってしまいます。
それとは逆に、マハヴィルの特訓方法を遵守するバビータは州大会で優勝して
インド代表団入りを果たしたのです。
スランプ陥ったギータは、妹バビータの助言で父マハヴィルに助けを求めるのですが・・・。
この物語は実話です
原題の「Dangal」は、「レスリング」「ファイター」「尊厳」といった意味だそうです。
レスリングシーンは、本当の試合を観ているような迫力があり、手に汗を握ります。
父と娘の感動シーンも多く、妻は涙を流しながら観ていました。(鬼の眼に涙?)
アーミル・カーンは、今回のお父さん役も素晴らしく、何でもこなせる凄い役者さん
なんだなとつくづく感心しました。
とても熱くなる、本当に面白いスポーツアクション映画です。
是非、お薦めのインド映画です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、日本を代表する小津安二郎監督作品「東京物語」を紹介したいと思います。