2017年9月11日月曜日

観る年代で映画が変わる Part 10 (007/慰めの報酬 原題 : Quantum of Solace)

2017年9月11日
(ニュース)
国連安全保障理事会は10日深夜、北朝鮮に対する追加制裁決議案を、
11日午後(日本時間12日未明)に採決することを決めた。
米国が決議の修正案を提出した。追加制裁に消極的な中国、ロシアに歩み寄りを
求めるため制裁内容を緩和したとみられる。
一方、北朝鮮は11日、制裁決議の非難声明を発表し、米国をけん制した。

今回のお題は、
NIGHTMARE(悪夢)

注!! 以下は、fake(偽)ニュースです

(テレビのニュース : 私の夢の中)
国連安全保障理事会は北朝鮮への追加制裁決議を可決しました。
勿論、中国からの石油も全面的にストップされるでしょう。
中国、ロシアはあくまで平和的な話し合いを主張していましたが、
ここに至って、中国は、現在の北朝鮮はもはやコントロールが不可能であり、
将来的には中国にとって、厄介な存在になりうると判断した模様であります。

アナウンサーは、事の重要さ深刻さとは無関係に淡々と話し続けている。

今のところ北朝鮮沈黙を守り続けています・・・。

テレビでは、なぜか旧日本軍軍人が解説している。

このことは、日本が先の開戦に踏み切ったと同じ状況ですね。
実に危険だ
北朝鮮にとって、生命線を絶たれることは宣戦を布告されたも同じことなんです。
されど、北朝鮮は、絶対にアメリカとは戦争をしたくないでしょうね。
自国が滅亡するのは目に見えているからです。
それは自殺行為に等しい。
残された選択肢は、頭を下げて国連に詫びを入れ、国連に身を委ねるかだが、
それはありえないと思います。
だとすれば、どうやって石油を確保し活路を見出すかです。
実際に石油を止めるのは、中国なんでしょ。
たぶん鉾先は中国に向けられると思います。
まずは、北京にミサイルが向けられる可能性が高いと判断しますね。
その時、ロシアは静観するでしょう。
アメリカ、韓国、日本は、声明のみで北朝鮮を非難しますが、それが賢明でしょう。
問題は、その時に中国がどう出るかですね。
北朝鮮が勝利するためには、先制攻撃しかないわけですからね。
・・・。
その時突然目の前ピカッと真っ白な閃光走った・・。
ガガガドンドン ガラガラガラ
もう だめだ !!
・・・。

が、「あんたいつまで寝てんのや」
眩しい日差しが、窓から差し込んでいる
・・・。
あ~、夢だったのか

それでは、「007/慰めの報酬」を紹介いたします。


007/慰めの報酬 

原題 : Quantum of Solace
製作年 : 2008年
製作国 : イギリス=アメリカ

監督:マーク・フォースター/原作:イアン・フレミング/脚本:ニール・パーヴィス/
ロバート・ウェイド/ ポール・ハギス/撮影:ロベルト・シェイファー/
音楽:デヴィッド・アーノルド/テーマ曲:モンティ・ノーマン(ジェームズ・ボンドのテーマ)/主題歌:アリシア・キーズ/ジャック・ホワイト

出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)/オルガ・キュリレンコ(カミーユ)/
マチュー・アマルリック(ドミニク・グリーン)/ジュディ・デンチ(M)/ジェフリー・ライト/
ジェマ・アータートン/イェスパー・クリステンセン(ミスター・ホワイト)/
デヴィッド・ハーバー/アナトール・トーブマン/ロシー・キニア/
ジャンカルロ・ジャンニーニ(マティス)

(あらすじ)
前作『カジノ・ロワイヤル』からの続編
相変わらず組織から理解されず、
孤独と葛藤にさいなまれ続けていたジェームズ・ボンドは、
将来を誓い合いながらも、ヴェネツィアで死んだ
英国財務省のヴェスパーを操っていた組織を探り、ひとりの男を追いかけていた。

場所はイタリアの古都シエーナ
ボンドの操るアストンマーチン・DBSが、
謎の組織構成員が操るアルファロメオ・159の凄絶な追跡を
強引に振り切り、確保した男、「ミスター・ホワイト」

彼の尋問中に、突然の仲間の裏切り。
結局、ミスター・ホワイトは裏切り者の手引きにより逃走。
ボンドは裏切り者を追跡の末、殺してしまう。
だが、裏切り者の遺した手がかりから、ある一人の男の存在に辿り着く。
ドミニク・グリーン
この男の表の顔はエコロジーを謳ったNPO法人「グリーン・プラネット」の代表者、
しかし裏の顔は、ヨーロッパと中南米を行き来し、
利権と政権奪取の手段を名目にして亡命中の元ボリビア軍事政権トップ、
メドラーノ将軍に取り入るなど非情な側面を持つ怪しげな政商であった。
この男はボリビアの天然資源の採掘利権を餌に秘密裏にCIA南米支局などへ
接近しており、それを巡り様々な駆け引きが裏で繰り広げられていた。
それには英国の政府の中枢部の一部も関わっていた。

そのため味方であるはずの組織や祖国からの妨害や犯罪の濡れ衣を被せられる立場へ
追い落とされるが、ボンドはいつものように鉄の意志を持ちひたすら、
CIAを手玉に取り暗黙のうちに天然資源利権の独占を企むグリーンの
黒き野望を阻止すべく立ち向かって行くのであった。

原題の「QUANTUM OF SOLACE」はイアン・フレミングの短篇集『007号の冒険』
(新版は『007/薔薇と拳銃』)(創元推理文庫刊)に収録されている一篇
(収録題「ナッソーの夜」)から取られているが、内容はまったくの別物である。
以前のような突飛なアイディア満載の超人的なボンドグッズは殆ど見られず、
代わりにソニー・エリクソン製の多機能携帯電話が情報収集や諜報活動に
大活躍するなど時代の変化も顕著に描かれている。

シリーズでのボンドの決め台詞「Bond. James Bond」が登場しない。

メインのボンドガールとのベッドシーンは、残念ながら今回はお預けだ。


彼を取り巻く登場人物として、メドラーノ将軍への復讐に燃える
謎めいた女性カミーユ、
前作に引き続いて登場するCIAエージェントのフィリックス・ライター、
暴れん坊のボンドに手を焼くも実は最大の理解者であるMI6の女性トップのMなど
力強いキャストがストーリーをアグレッシブに盛り上げている。

映像で重要な格闘や追跡の描写で、実際の歌劇であるトスカ(オーストリア)や
パーリオ(イタリアのシエーナ)や、観客の喧騒などシーンを
フラッシュバックするように織り込み、ストーリーに重厚感を持たせる
工夫がなされている。




どのボンド映画よりも多い6カ国で撮影された。
『トゥモロー・ネバー・ダイ』以来、約11年ぶりにワルサーPPKが
ボンドの愛銃として再登場した。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、「007 スカイフォール SKYFALL」を紹介いたします。

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