2017年9月9日土曜日

観る年代で映画が変わる Part 9 (007 カジノ・ロワイヤル 原題:CASINO ROYALE)

1951年9月8日 サンフランシスコ平和条約が調印
        同日、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約も署名された。
        翌年の1952年(昭和27年)4月28日に発効された。
        条約に49カ国が署名し講和会議は閉幕した。

中華民国が参加

蒋介石率いる中華民国(台湾)は第二次世界大戦中連合国の一員として勝利に貢献した。

条約締結当時、中華民国と中国共産党政権は内戦状態にあった。
アメリカは中華民国のみの参加を主張した。
イギリスは、中華人民共和国の参加も主張した。

1950年6月25日から発生した朝鮮戦争中華人民共和国とソ連は北朝鮮を支援し、
英米韓などの連合軍と交戦状態にあった(1953年7月27日に休戦)。
結局、日中間の講和については独立後の日本自身の選択に任せることにして
中華人民共和国の招請は見送られた。

会議直前1951年8月15日、中国共産党政権の周恩来外相は、
サンフランシスコ平和会議開催に対し批判する声明を発表した。
対日平和条約の内容が連合国共同宣言、カイロ宣言、ヤルタ協定、ポツダム宣言、
降伏後の対日基本政策などの国際協定にいちじるしく違反しているとし、
同条約がソ連を抜きにして米英側で決められたこと、中国共産党政権も講和会議に
参加する権利があることを主張した

韓国の参加要求

韓国は「署名国」としての参加を度々表明
しかし当時の大韓帝国は日本に併合され、大韓民国臨時政府を承認した国も存在せず、
大韓民国臨時政府の指揮下にある軍も存在しておらず、日本と交戦していなかったため
招請されなかった

1949年1月7日、李承晩は「講和条約署名国としての資格がある」とアメリカ側へ訴える。

1949年12月3日、駐韓アメリカ大使ジョン・ジョセフ・ムチオは参加をアメリカ国務省
        に要請した。

1949年12月29日、条約草案では、韓国が締結国のリストに一旦加えられた。
        日本政府としては、在日朝鮮人を連合国民として扱わないことが
        保証されるならば、韓国の条約の署名への反対に固執しないと
        ジョン・フォスター・ダレス国務長官補に述べた。

1950年6月25日、朝鮮戦争が勃発し英米も参戦する。

1951年5月   米英協議等において第二次世界大戦において韓国が日本と戦争を
        していなかったことを理由に、イギリスが韓国の条約署名に反対した。
        イギリスの方針表明を受けて、アメリカも大戦中に韓国臨時政府を
        承認したことがないことから方針は変更された。

1951年7月9日、ダレス国務長官補は韓国大使との会談で「韓国は日本と戦争状態に
        あったことはなく、連合国共同宣言にも署名していない」ことを
        理由に、韓国は講和条約署名国となれないことを再度正式に通知した。
        この会談で、韓国側は日本の在朝鮮半島資産の韓国政府および
        米軍政庁への移管、竹島・波浪島の韓国領編入、
        マッカーサー・ラインの継続などを記した要望書を提出したうえで
       「十分な信頼と信任により平和を愛する世界の国々との機構への
        日本人の受け入れに反対する」と、
        日本を国際社会に復帰させようとする対日講和条約締結に反対した

1951年8月10日、ラスク書簡で最終回答を行い、在朝鮮半島の日本資産の移管について
        のみ認め、韓国のほかの要求を拒否した。
        しかしこの通知後も韓国は署名国としての地位の要求を継続した。  

1951年8月22日、ダレスは、韓国大使の署名要求を再度拒否するとともに、
        講和会議へのオブザーバー資格での参加も拒否した
        ただ「非公式の参加は可能」と回答した。


ソ連、ポーランド、チェコスロバキアの共産圏3国は講和会議に参加したものの、同じ共産主義国の中華人民共和国の不参加を理由に会議の無効を訴え署名しなかった

女子バレーボール 日本 対 強豪ブラジル戦 のテレビ中継
勝てば30年ぶりの連勝
元天才セッター中田ジャパンに熱い声援を送っている
フルセットの末「やったー!」妻の歓声響く

 それでは、「007 カジノ・ロワイヤル」を紹介いたします。

007/カジノ・ロワイヤル 



原題:CASINO ROYALE
製作年度:2006年
製作国: アメリカ/イギリス

監督:マーティン・キャンベル/原作:イアン・フレミング/脚本:ニール・パーヴィス/
ロバート・ウェイド/ポール・ハギス/撮影:フィル・メヒュー/
音楽:デヴィッド・アーノルド/テーマ曲:モンティ・ノーマン/
主題歌:クリス・コーネル

出演:ダニエル・クレイグ(ボンド)/エヴァ・グリーン(ヴェスパー・リンド)/
マッツ・ミケルセン(ル・シッフル)/ジュディ・デンチ(M)/ジェフリー・ライト/
ジャンカルロ・ジャンニーニ/サイモン・アブカリアン

(あらすじ)
殺しのライセンス“00(ダブル・オー)”を取得するため、
昇格最後の条件である2件の殺害を実行したジェームズ・ボンド。

そして最初の任務は、
世界中のテロリストを資金面で支える男、ル・シッフルの
資金を絶つこと。

まずはマダガスカルで爆弾所有の男を追い、
バハマ、マイアミでは武器売人と航空機爆破の阻止。


やがてル・シッフルに辿り着くボンド。

ル・シッフルは、モンテネグロの“カジノ・ロワイヤル”で大勝負に

ボンドは阻止せんと現地へ向かうのだが、
そこで、運命的な女性との出会い。

財務省から派遣された女性、ヴェスパー・リンド。











過去4作にわたってジェームズ・ボンドを演じてきたピアース・ブロスナンに代わり、
新たに抜擢されたダニエル・クレイグ扮する6代目ボンドが初登場する
シリーズ通算21作目。
イアン・フレミングによる原作シリーズの原点『カジノ・ロワイヤル』を、
本家シリーズとしては初の映画化。“007”として初めての過酷なミッションに挑む
若きジェームズ・ボンドの活躍と“運命の女”との切ない恋の行方を描く

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は「007 慰めの報酬」を紹介いたします。

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